おちゃめ力宣言します!: いろいろな悩みや不安もハッピーに解決! 新品価格 |
著者の考えるおちゃめな人とは、「楽しいことが好き。プラス思考。うれしい!ありがとう!と素直に喜べる。大らか。楽天家」とのこと。そして「ものごとを難しく考えないで生きる姿勢のこと」「おちゃめ力をスイッチオンにすると、あら不思議。私たちが経験するすべてのネガティブなことが、あれ、これなもしかするとギフトなのでは、とか、意外と悪くないかも、とポジティブなオーラに包まれはじめ」るとのこと。
以下、印象に残った言葉たち。
みなさま。どんなことがあったとしても、どんなつらいことがあったとしても、どんな悲しいことがあったとしても、おちゃめ力があればきっと乗り越えられます。
「スマイル」は全身の骨組みをほぐし、内蔵を護ります。「怒り」は骨組みと内蔵を緊張させ、病を招くのです。どんなときでも、おちゃめの粉を、パッパッとひと振り、ふた振り。その魔法の粉は、いつも忘れずに持っていてくださいね。
口癖が運命を決める、という言葉もあるようです。どうせなら、元気に、おちゃめに、ハッピーになる口癖を自分にプレゼントしてみましょう。
すごくすてきな人にも欠点はあるし、どんなに嫌な人にもいいところが隠れているのは間違いないんですね。(略)ムッとしたり、怒ったり、いつもエネルギー全開でぶつかっていると消耗します。穏やかでいればエネルギーをキープできる。
私の中には、意見をしてくれたり、忠告をしてくれたりするカウンセラーがいるんです。いるっていうより、自分の中にカウンセラーを育てているって感じかも。母や妹の介護で大変だったときも、そのカウンセラーが、あんまり落ち込まないようにね、気にしないようにね、あんまり睡眠を削らないようにねってアドバイザーのように忠告してくれました。(略)私の研究によると、おちゃめ力というのは、キツキツにならず、ふんわり、ほんわり、気持ちをゆるく持って、心のスペースを空けておくということでもあるようです。そこにカウンセラーの居場所を用意してあげましょう。
つらいことがあっても、ゆったりお湯にでもつかる心境で、あ~、こんなときもあるわね、くらいにふんわり受け止めておきましょう。そうすれば、その思いが緩衝材になって心にケガをしにくいし、つらいことも味わいやコクになってゆくようです。
みんな本当は自分がラッキーなんだって気づいていないだけ。今、こうして生きているだけでも、それは幸運の証でしょ。(略)だからグチャグチャ考えず、「私って本当は、しあわせ」と決めてしまうこと。そうやって自分で決めたら、誰も文句は言えません。そして、孤独を感じたら、「ウェルカム、孤独」って、おちゃめに思うことをおすすめします。
それでも…組織の中で働いていると、田村先生のおっしゃるようにはいかない場面も少なからずあり、もうどうしようもなくなったりもする。そんなこんなのどろどろでも、田村先生の言葉たち(と作品たち)はお守りのよう、と思った。
※2023年の冬に、弥生美術館の「田村セツコ展」を観に行きました。
いちご新聞や、キティちゃんとのコラボの原画、見覚えのあるセツコ・グッズのあれこれに、胸が躍りました。本展のための描き下ろしのイラストもあり、「HAPPY NEW WATASHI !」「あなたは、わたし」と添えられていて…沁みました。